進路指導
職業講話
中学部が中心となり 外部講師をお招きして職業講話を聞く授業があります。
1 目的
〇 生徒の保護者や家族、教師など生徒たちの身近にいる大人だけでなく、幅広い職業人の話を聞くことにより、仕事のやりがい・大切さ、将来就きたい職業、進路について考えるきっかけとなります。
また、講話を聞くことによって、自分の将来を見据えた進路選択をする一助となります。
2.内容
〇 事前に、一番身近にいる生徒の家族の職業について調べ、年2回程度で外部講師をお招きして職業講話を聞きます。
進路指導参考資料
国語の学習で、中学生が作った職業ガイドです。(参考)
同時通訳について 2年 澤 つぐみ
教科書で職業ガイドを作ることになり、私は同時通訳について興味があったので調べてみました。
■同時通訳者の仕事とは
通訳は、ただ言葉を翻訳することだけが仕事ではなく、円滑(えんかつ)なコミュニケーションをサポートすることが大切。
同時通訳は、話し手の言葉を聞きながら同時に通訳していく手法であって、話し手の言葉を聞き取り、瞬時に理解して通訳することになるため、同時通訳には高い技術力が求められる。
■同時通訳者になるには
通訳の仕事をするには、高い語学力を持っていることは必須(ひっす)条件(じょうけん)。しかし、語学力があるだけでは務まらない。
発言内容を漏らさず聞き取る集中力、相手の意図を正確に把握する理解力、即座(そくざ)に異なる言語で表現する表現力など様々な技術が必要。
通訳の仕事をしていた方へのインタビュー
大使館のT.Nさんにインタビューをしました。
・通訳の仕事で大事だと思うこと
①翻訳する言語の勉強だけではなく、日本語の勉強もすること。
②通訳する言語の国や文化について勉強すること。
③相手にわかるように、通訳すること。
・楽しい、嬉しいこと
①普段会えないような人に会えたり、普段行けないところに行けたりできることが楽しい。
②相手に「ありがとう」と言われると嬉しい。
・大変なこと
①相手の国のことや、相手の会社、仕事について勉強したり、新しい単語を勉強するのが大変だった。
・印象に残っていること
①初めて通訳の仕事をした時。失敗して、悔しいと思ってたくさん勉強した。
②外国に出張して、スペインやメキシコへ行って、時差が大変だったことが思い出に残っている。
■調べてみて
①通訳の仕事をするには、日本語の勉強をすることも大切だということや同時通訳をするには相手の国や仕事などについて勉強する必要があることも初めて知りました。
②新しい単語を覚えるなど、通訳をする前にたくさんの準備が必要な大変な仕事だと思いました。
③TNさんの「初めて通訳の仕事で失敗した時、悔しくて、もっと勉強しようと思った」という言葉が印象に残っています。失敗しても、諦めず努力をすることが大切だと分かりました。
■参考資料
・https://www.creativevillage.ne.jp/78802
・取材 TNさん (2021年5月8日)

