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学校運営

 1969(S44)年4月、「リマ日本語講習会」の名称のもとにペルー国リマ市にリマ日本人学校が開設され、それを契機に学校運営委員会とPTAの発足をみた。しかし、日本からの進出企業・団体・当国にある機関などに勤務する日本人駐在者の子女教育のために設立された日本人学校が、ペルー国文部省の学校教育法規のもとでは、外国人学校としての法的地位を認められることは不可能な状況にあった。
 そこで、日本人関係者を会員とする社団法人「日本文化協会(Asociacion Academia de Cultura Japonesa)」が設立され、その文化事業活動の主目的である日本語教育を行うための学園という形で、1971(S46)年6月、当国文化庁(Instituto Nacional de Cultula)(現、文化省(Ministerio de Cultura))の認可を得た。
 リマ日本人学校は、教育を受けるものにできるだけ日本国内の小学校、中学校と同等の内容の教育を行うことを主たる目的としている。従って、本校は、日本語で教育を行い、教育課程等教育内容については、日本国の学校教育法等教育諸法令の定めるところに準ずるものである。
 以上の設立の経緯を踏まえ、その目的に沿ってリマ日本人学校の教育を推進するために、日本文化協会内に「リマ日本人学校運営委員会」(以下運営委員会と称する)を置き、定例総会において、会員の中から選出された8名の委員、1名の監事で構成される委員会によって学校運営がなされている。
 運営委員会の任務は、学校運営予算の管理を始め、あらゆる面で教育環境を整備する事にあり、基本的重要事項については、在ペルー日本国大使館及び学校長と協議の上、適切な学校運営に当たっているが、授業の内容、方法、教職員人事については関与しないこととしている。
 学校予算は、日本文化協会負担金(法人会費)、保護者負担金(入学金、授業料、通学バス利用料等)、国庫等補助金(教員派遣費、現地採用教職員給与補助費、教科書支給費、校地費等)、海外子女教育振興財団援助金(教材教具購入補助費等)によって、まかなわれている。

教育目標

学校教育目標 変化の激しい社会を主体的に生き抜く国際性豊かな子どもの育成

 めざす児童像 (知、徳、体のバランスがとれた子ども)

〇よく考え、積極的に課題を解決する子  〇素直な心と思いやりのある子

〇心も身体も健康で粘り強い子      〇広い視野と国際感覚を持つ子

 

・基礎学力の定着を図り、自ら学び、主体的に考える力を育成する。    

・豊かな人間性や社会性、国際社会に生きる資質や能力を育成する。

・自ら進んで健康の保持・増進と安全確保を図り、心身を鍛え 、たくましく生きる力を育成する。

 

 

めざす教師像

(1)子どもと自身の健康・安全を第一に考える教師

(2)子どもの目線でものを考え、子どもとともに歩む教師

(3)子ども一人一人のよさに目を向け、個性を伸ばすことのできる教師

(4)常に高い好奇心を持ち、工夫とアイデアを指導に活かせる教師

(5)国際性に富み、ペルー社会に貢献できる教師

(6)服務に厳正で、規律正しい教師

(7)常に授業力の向上に努め、積極的に授業改善を図る教師

めざす学校像

(1)安心・安全で活気ある学校

(2)学ぶ意欲のあふれる学校

(3)開かれた信頼される学校

                                                   子どもの笑顔があふれる学校

 ◎教育課程編成の視点

(1)他人を思いやる心、豊かな感性、ボランティア精神、正義・公正を重んじる心の大切さ、社会生活上のルールや人としてのモラルの育成を図る。

(2)教育内容を厳選し基礎・基本の定着を図るともに、個性を伸ばす教育及び特別支援教育の推進を図る。

(3)知的好奇心・探求心をもって自ら学ぶ意欲を身につけるとともに、論理的な思考力・判断力・表現力・問題解決能力を育成する。

(4)創造性を培い、社会の変化に柔軟に対応できる資質や能力を養う。

(5)日本の歴史や文化・伝統に対する理解を深めるとともに、異文化理解及び国際協調の精神を培う

(6)ペルー国や日系校等と積極的な交流を図り、特色ある教育活動を展開することにより、総合的な学習の時間(「リマソル」)の一層の充実を図る。

 ◎令和6年度 経営の重点

(1) 学力向上へ向けた具体的手立てを実践する

<基礎・基本の確実な定着と確かな学力の育成のために以下事項に力を注ぐ>

  ・ 個々の児童生徒の実態把握と個に応じた指導の充実(指導支援記録の積み上げ)

     ・ 学校図書館やWEBライブリーの活用と読書指導の充実(読書記録の積み上げ)

     ・ 達成タイムを活用した学力の補充(計画的な補充学習の精選)

     ・ 家庭学習の促進・充実(個に応じた学習の手引きの作成と実践)

     ・ 各種検定の積極的活用(漢字検定、数学検定、英語検定)(受験者数の拡大)

     ・ 各種コンクールへの参加等(俳句・硬筆・ポスター・科学作品展・エッセイ等)

             (学びの意欲の継続)

(2) 体力づくり

・ 健康の保持・増進を目的とする体力つくりの習慣化(楽しい運動体験の積み重ね)

(3) 安全指導・健康指導の充実

     ・ 児童生徒の生命の保護を最優先とする危機回避措置の徹底

        (危機管理マニュアルの日常的な見直しと徹底、年7回の非常事態訓練の実施、登下校時の安全対策の徹底)

  ・ 日常の安全点検の徹底

(4) 道徳教育の充実

     ・ 日常生活における道徳規範・命の大切さの指導

     ・ 体験活動を通した豊かな人間関係づくりの推進

     ・ 道徳指導資料の充実

  ・ 教育活動全体を通して道徳性を養い、道徳的実践力を育成する

(5) 生徒指導の充実

     ・ 挨拶・返事・言葉遣い・身の回りの整理整頓など、基本的な生活習慣の確立

  ・ 始業・終業時の挨拶の徹底

     ・ 特別活動や縦割り活動の推進

     ・ 問題行動の早期発見と教育相談の充実

(6) 国際理解・現地理解教育、キャリア教育の推進

  ・ 各教科、道徳、特別活動、総合的な学習の時間における国際理解教育の推進

  ・ 現地校との定期的・継続的な交流の推進(ラ・ウニオン校との交流)

  ・ 現地社会との積極的な交流

  ・ コミュニケーション能力の育成(英話学習・習熟度別スペイン語学習)

(7) 研修活動の充実

     ・ 定期報告制度や現地教育事情研究の活用(教職員研修の充実)

  ・ 研究授業の実践と研究集録の発行

     ・ 日常的な職員研修の充実(教職員の得意分野の技術共有を図る)

(8) 学校と家庭、地域(現地)との連携

   ・ 学校と保護者との連携(授業参観、懇談会、学校行事等)担任と保護者との連携

      ・ 外部人財の活用と人財バンクの整備  (職業講話等を全校児童対象として計画)

      ・ 在留邦人や日系人社会との連携 (APJやJICAとの連携)

      ・ 学校だより、学年だより等の発行と「学校ホームページ」の充実

  ・ 保護者に開かれた学校(教育相談、悩み相談、進学進路相談など、担任のみならず誰とでも相談できる環境づくり)

(9) 学習環境整備と学校施設設備の充実

      ・ 校舎内の環境美化の推進、学習環境の整備

概要: 当校について
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